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2020.03.27
MESSAGE

余り紙も「デザイン」すればブランディングツール。

目の前にあるものを「デザイン」によってより良い状態に進化させていくこと。これは私たちのタグラインである‘Beyond the Printing’でお伝えしている私たちの使命です。

たとえば、会社の倉庫に眠っている「余り紙」。これを揃えて糊付け断裁するだけのシンプルな工程でメモ帳は出来上がります。これをお客様にお配りするのは印刷会社の常套手段で、全国どこの印刷会社さんもやっていること。

でも私たちのメモ帳はそれらのメモ帳と違う点があります。それはこのメモ帳を「デザイン」という視点を意識的に加えたところ。デザインと言っても様々な考え方、表現があり、私たちも日々いろいろ「デザイン」していますし、正解がないものですが、私たちが今回「デザイン」したのは「可能性」です。

印刷物をつくるために紙の余りは必要です。ただ印刷が終われば、余り紙はただただ紙倉庫に積み上げられていくだけ。気がつけば、紙倉庫は余り紙で埋め尽くされる。こうなると余り紙は処分しないといけない厄介者。ただ、余り紙の種類は豊富。厚みも色も手触りも違う個性的な紙が枚数不揃いで勢揃い。私たちはそこに着目し、「余り紙」の「可能性」を引き出そうとしました。

制作工程で指示したのは、メモ帳として使いやすいかどうかは考えなくていいということ。あとはすべて担当スタッフにお任せ。紙質も色も厚みも組み合わせもサイズもすべてお任せです。断裁するカタチも目見当で、完成サイズは測らない。書けない紙が混ざっていてもそれでいい。。それで、こんなメモ帳もあるんだ、おもしろいって思ってもらえれば、単なる余りでしかなかった紙の「可能性」が広がりました。しかもこんな綺麗な色彩感覚を持ったメモ帳をつくってくれるスタッフの「可能性」も見えてきました。そんな「可能性」を引き出したのが、私たちの「メモ帳」なんです。

だから、自分たちもつくっていておもしろいし、かわいー、何これ?こんなの初めて見た、みたいな感想が聞ける私たちの「メモ帳」はこの時点で成功。

ただの「余り紙」も「デザイン」すれば、「可能性」が広がり、ブランディングツールになる。

どんな状態の時でもどんなものでも、前向きに「デザイン」していくことで好転させられる「可能性」がある。それを可視化していくことが私たちの使命です。

印刷のその先へ
‘Beyond the Printing’

お客様の集客、売上向上のために、最適なデザインとプランをご提案いたします。
お手伝いできることがございましたら、いつでもお声かけくださいませ。