ひときわ目を引くオレンジの建物。
町の人ならきっと「パン屋さん」と聞いて思い浮かぶ、
**baker’s sign（ベイカーズサイン）**さん。

オーナーのお身体のメンテナンス手術のため、
しばらくお休みされていたベイカーズサインさんが、
4ヶ月ぶりに再開されました。

「もう開いたかな」「いつ頃戻ってこられるんだろう」
そんな会話を、常連のお客様（私たちのお客様でもある）と
会うたびにしていたこの数ヶ月。

オープン初週はたくさんのお客様でいっぱい。
（私は入店を諦めました…）
町のあちこちで、この日を待っていたことが伝わってきます。

店内では、ショーケースに並ぶパンを
お店の方に取ってもらうスタイル。
一つひとつを会話の中で選んでいく、あたたかい空気があります。
ゆっくりと時間をかけて発酵させた自然酵母のパンが、
その穏やかなリズムにぴったりです。

「パン焼けました」の看板を見るだけで、
どこか元気をもらえる気がします。

パンの香りと一緒に、
この町にまた日常が戻ってきました。